幼児教材用語辞典
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早期教育
「三つ子の魂百まで」と古くから言われてきたり、「脳は3歳ごろまでにその大部分が成長する」(脳の神経細胞をつなぐシナプスの数が3歳頃には大人と同じ数になる)という脳科学の研究からも、乳幼児期の教育(早期教育)がとても大切で必要なものとしてとらえられるケースと、良い環境や刺激は大切だけど、過度の勉強や習い事(早期教育)は、心の成長をゆがめてしまうので望ましくないととらえられるケースに大きく分かれます。「早期教育」を考える時に、「臨界期」の例によく出されるのが、「狼に育てられた姉妹、アマラとカマラ」の話です。
狼に育てられたアマラとカマラは、四足で歩き、生肉を食べ、夜に目が利き遠吠えをする・・というように、まさに人間に生まれて狼に育った姉妹です。
「人は人として生まれるのではなく人として育つ」と言われますが、乳幼児期の環境、接し方、刺激が、その後の人としてのありかたに大きく影響してきます。
「小さくて何もわかっていないから・・・」と、親が子どもにあまり、働きかけをしないと、使われないシナプスが減っていき、不要な能力として追いやられてしまいます。
ただ、このように「早期教育」の大切さが示されれば示されるほど、今度は過度な働きかけで過干渉になり、そんな元での「早期教育」はというと、、その後の人格形成にも悪影響を及ぼすことにもなりかねません。
子どもに働きかければ、その働きかけがちゃんと伝わったかどうかを確認したくて念押ししたり、試したり、執拗に繰り返したり、と子どもと接するようになります。
たとえばフラッシュカードなどは、‘意識をせずに見る’だけなのですが、本当に身についているのかを確認したくて「これ、見たことがあるでしょ?これはなあに?」なんて、質問攻めにしたり・・・、ひとつのことができると、もっともっとと上を目指して、期待をかけ、子どもの機嫌が悪かろうが、気が向かなかろうが、「繰り返しと継続が大切だから・・・」と、推し進めたりしてしまいます。こうなってくると、自分の意志よりも与えられることが当たり前で、常に受身で自分で考えるということをしなくなります。そしてその積み重ねが、無気力、無関心、無感動、社会性の欠如、自暴自棄・・・、などなどいろんなマイナス面の元になってきます。
小学校受験を考えていたり、受験をしなくても、スピードアップした現在の小学校教育についていけるかどうかが心配だったり、「早期教育」については「もっと早く!」「人より早く!」という、子どものペースや気持ちに関係なくすすめられることが多いことがその弊害を示す大きなポイントではないでしょうか?楽しい時’が‘伸びる時’ということを忘れずに!
ドーマン法
もともと運動機能発達段階が脳性麻痺をはじめとした脳障害を新生児期〜乳児期に発症した子供に使われていない脳細胞を肩代わりさせられるように訓練し再生するというのが考え方です。
人間の脳は大体20〜30%程度の細胞しか使われていないそうです。逆にいうと、70〜80%もの脳細胞は使われずにいるのです。もったいない話です
そこで、健常者にも応用し、使われていない脳細胞を活性化させ、子どもは生まれたときから学びたがっているので、早い時期にチャンスを与えられれば、その知性はぐんと引き上げられるということです。
「読むこと」「百科事典的知識」「算数」の三つを知的な柱としています。
右脳教育
左脳は、意識的な思考をつかさどるのに対し、右脳は、無意識な感覚・大量記憶をつかさどる脳です。左脳は言語脳ともいわれます。意識的に言語によって思考したり記憶したりする脳です。
それに対し、右脳はイメージ脳といわれます。無意識にイメージで思考したり、大量記憶する脳です。右脳と左脳がバランスよく開かれてこそ、本当の意味での‘思考力’といえます。
現在の教育は左脳を働かせることに関しては一生懸命で、右脳については、左脳が邪魔をして、なかなか、完全に左脳を休ませて右脳だけを働かせるというのが難しいとされています。
そこで、言語による思考を全く取り除いた「無」になること、「無」になった上で、直観的判断で大量な記憶をうめこむこと、そういう右脳だけを働かせる特別な‘右脳教育’と呼ばれるものがクローズアップされてきたのです。現在、幼児教育で言われている右脳教育はそこをいいます。
0−3歳時に効果があるとされています。
七田式教育
教育学博士の七田 眞氏が示した教育法です。七田式の右脳教育は、胎教から始まります。
胎児が、その細胞でお母さんのことばや思いをそのままインプットして、誕生後にもそれが完全記憶されてアウトプットされるのです。胎児との対話、意識コントロールなど、お母さんのイメージトレーニングから始まって、誕生後は、乳幼児のそれぞれの発達段階にあった、イメージトレーニングを使って直感力を高める、右脳の五感遊び、などなど、特別な方法で右脳を開きます。
左脳(言語での思考)を休ませて右脳が開けると、イメージ思考が働き、複雑な視覚パターンの認識や処理、大量記憶力が育ちます。右脳をより活性化するには、フラッシュカードが用いられます。フラッシュカードというのは、絵や文字などのカードを瞬間的に見せていき、それを繰り返すことで、大量記憶させていくというものです。また、瞬間計算力を開くのは、ドッツカードを用います。いずれも、日々の繰り返しなくしてはなかなか見えてくるものではありません。
右脳記憶が開けると、絶対音感を身についたり、英語も習得できたりします。それは、音楽なら、楽譜を見てのアウトプット(左脳)ではなく、耳から聞いた音をその通りにアウトプットしたり、英語なら、文法を理解して頭で考えてのアウトプット(左脳)ではなく、英語のカードをCDにあわせて高速フラッシュすることで、大量記憶をし、それをアウトプットするという、右脳学習法で身につきます。赤ちゃんが、毎日毎日大好きなお母さんやお父さんから話しかけられて、ことばを身につけていくのと同じだということです。
これらのほかにも、七田式右脳教育は、いろんな教材を使って、それぞれの細かな分野の右脳の能力を高めていく教育とされています。
モンテッソーリ教育
イタリアの医師マリア・モンテッソーリにより実践された教育法。
モンテッソーリの教育観は、子どもの内面からの‘何かをしたい’という気持ちを満たすことで、自ら成長発達していくというもので、‘環境’を整えるという考え方です。
その‘整った環境’というのは、教具などの物的環境と、「教える」のではなく「援助する」教師という人的環境とを含めた子どもを取り巻く環境です。
また、現在モンテッソーリ幼稚園で実践されています。
久保田式
知的能力というのは、問題を解決する能力であり、頭の良い子というのは、問題にぶつかった時に自分で解決法を考え行動できる子どもである、というように、知能指数とか記憶力など脳の一面の働きではなく、考える力、想像する力、行動を決定する力など、生きていく上で将来役に立つ総合的な脳の力に目を向けた教育法が、久保田式といわれるものです。ごく普通にお母さんが子どもに話しかけたり、あやしたりすることの延長上のように思われますが、それがいかにその神経回路が発達する時期をとらえているかとか、いかにたくさんの良い刺激を与えられるかとか、細かく示されたものです。発達段階に応じた接し方・育児法がポイントになります。
石井式漢字教育
石井勲先生により確立された漢字(国語)を基本した教育法。
1.漢字力は豊かな心を育てる
「言葉の豊富な子は、知能が大きく伸び、情緒が安定します。そして感性や情操の豊かな子に育つ。」という考えを基に、豊かな漢字力(国語力)を身に付けることにより、心豊かな子を育てることを目的としています。また、国語は全ての教科を学ぶ礎となり、国語力をおろそかにして、学力の向上は望めないのも事実です。
2.漢字は幼児期にこそ学習すべき
漢字は一見複雑そうですが、それ故に識別しやすいのです。そして具体的な意味や内容を表わしていますから、幼児には絵を見るのと同じように理解されるわけです。つまり、“目”で理解する言葉(視覚言語)が漢字なのです。ですから、機械的に言葉を記憶する能力の盛んな幼児には、意味のないひらがなやカタカナより、漢字の方がずっと、憶えやすくて、興味のもちやすい文字ということになります。
陰山メソッド
陰山メソッドとは、小学校教諭であった陰山英男先生が、1989年に赴任した兵庫県朝来町立山口小学校で、当時の「ゆとり教育」による基礎学力低下に危機感を感じ、同僚教師と共に実践した「読み書き計算」の基礎・基本を徹底して反復練習する教育法で、以後10年以上に渡り読み書き計算の訓練を続けた結果、同校の生徒たちの学力は大きく向上し、進学塾もない町で、全国の難関大学に卒業生の2割が合格し「山口小の奇跡」と呼ばれた。陰山先生の名は2002年に出版し50万部のベストセラーとなった『本当の学力をつける本』によって、全国の保護者や教育関係者の間で大きな反響を巻き起こし「陰山メソッド」と呼ばれるようになった。陰山メソッドに使用する教材としては「百ます計算」「書き順プリント」等が有名。
主の目的は、困難を乗り越える力をつけてこと・成功体験を積み上げることを目的としたメゾットです。
マザーグース
英語圏の人々の間に伝わる、わらべ歌や伝承童謡の総称。
日本では「メリーさんのひつじ」「きらきら星」「ロンドン・ブリッジ」などが有名です。アメリカでは「マザーグース」、イギリスでは「ナーサリー・ライム」(子ども部屋の歌)と呼ばれます。
欧米では、今でも「マザーグース」が生活に深く溶け込んでいます。日本の現代社会においては童謡の存在が薄れがちですが、リズミカルな語呂のよさと、楽曲としての美しさから、幼児期の英語教育に適しています。
フォニックス
フォニックス(音声法)とは、単語のつづりと発音の関係を教える指導法です。
英語圏の国では、単語のつづりと発音の規則性を教える「フォニックス学習」が、幼児期における国語教育(英語教育)の中心になっています。
「あいうえお」は、たとえば「あ」は、いつでも「あ」と読み、文字の名前と発音は同じです。一方アルファベットは文字の名前と発音の仕方が違うことがほとんどです。
アルファベットのA、B、C、Dは、「エイ、ビー、シー、ディー」という名前を持っていますが、多くの場合、apple の「ア」book の「ブ」 clock の「ク」 dog の「ドゥ」というように発音します。それぞれの文字がどんな音をもっているか、文字と発音の規則性をしっかり身につけておけば、はじめて出会う単語でも、つづりを見ただけで発音でき、発音を聞いただけでつづることもできます。
アメリカやイギリスの小学校では、アルファベットの1文字から3文字の音(フォニックスサウンド)約130種を、音と文字を正確に結びつけて認識できるよう、1年から1年半かけてじっくり訓練します。この学習によって、6、7歳の子どもでも、1200語から3000語の単語を正しく発音し、正確につづれるようになるということです。
ベイビーサイン
赤ちゃんとシンプルなジェスチャー(日本で言う手振り・手話のようなもの)を使ってコミュニケーションをとる方法のこと。アメリカでは古くから実践されており、最近になり日本でも、本がベストセラーになるなど注目を集めています。
親子のコミュニケーション、言葉・語彙の発達、赤ちゃんの自信を高める、など様々な効果が期待できます。
ドッツカード
様々なドッツ(点)を書き込んだカード。このカードをフラッシュする(数秒感覚でめくる)ことにより、左脳による論理的な数の認識スピードを超えて、右脳を使って数を映像としてとらえるようになります。右脳教育を実践する中でよく使われる教材です。
シナプス(ニューロン)胎教
胎教とは胎内教育のことを言います。胎教となるとどうしても早期教育のことや、胎児に勉強をさせることをイメージする人が多いようですが、そうではないです。
教育とは勉強やしつけだけをする事だけが教育ではなく、スキンシップをしたりコミュニケーションのことを教育といいます。生まれる準備をするだけでも胎児の精神を安定させる効果があります。
羊水の中で胎児はすごしてるわけですが、真っ暗なお腹の中で一人寂しがっています。
そのとき数ヶ月先に対面するお母さんとなる人が、話しかけてくれたり、絵本を読んでくれたりしたらずいぶんうれしいものです。
胎教の効果を具体的に挙げると
1. 夜鳴きがなくなる。
2. 昼の時間におきてくれているので刺激がしやすい。
3. 言葉を覚えやすい。
4. 情緒の安定した子ができる。
5. 体の発達が早い。
6. 子育てがしやすい。
7. 比較的安産
といわれています。
食育
食育とは、食物、食文化のみならず、ひいては環境・食糧問題にいたる「食」に関する理解を深め、子供が自分自身で健康を守り、健全な食生活を送る能力を育てようとするものです。「食育」は昔から家庭の子育てとしつけの基本でした。しかし、食が豊かになるにつれ『食育』が大切であるという認識は薄れ、近年、子供にまで広がる生活習慣病の問題、食のバランスの崩壊と子供の心の問題など、様々な面で「食」にまつわる問題が生じています。
こうしたことから、子どもの頃から、食べ物が食卓にのぼるまでの過程の理解や食品の選択や調理等を行うための体験を通じて身に付けていこうというものです。
当然のことながら食は健康の源であり、体に必要で安全なものを選んで食べていくことは、命に直結します。飽食の国であるからこそ、食習慣の形成時期である幼児期から、食べ物に対する興味を育て、様々な食経験を通じて、食の大切さ、食による健康維持能力を養うことが必要です。また、食を通して、物を大切にする精神、人を思いやる心を養うことも可能ではないでしょうか。


